日本という国について、17歳のクソガキの私が思ったこと。
日本。
この言葉を聞いて、「愛」を心の中で叫んだものは何割くらいいるだろうか。
例えば、スポーツにおいて、日本の選手のファンが、日本の国旗を掲げる。
では、他に自国愛があるといえる行動をしている場面を見たことはあるだろうか。
日本という国は、長らく戦争をしていた時期があった。
かつてのこの国は、夢中で狂っていた。
叫んでいた。
日本が、日本を探していた。
「狂」は本当に悪いことなのだろうか。
その区別がつかず、分からず、
確かに非人道的な行いもしてきた。
洒落にならないこともやってきた国だ。
今の日本に、「暴力」はない。
今の日本は、鎧をかぶってない。
その代わり、たいそう質の良いTシャツを着ている。
そのTシャツ世界で一番高い。
質もいい。でも一度破れたら、どんな力を使っても元の状態に戻せない。
必死で「お洒落」を主張している。
が、見向きもしない者もいる。
蔑む者もいる。
質が良いものであることに妬む者もいる。
※17歳の私には、こう見えた。
私は若い。
まだ世の中にちらっと顔をのぞかせた程度しかない。
そんな私は、この日本で育ち、日本というキャンディーを舐めた。
舐めた。
苦い。
全然美味しくないと思った。
でも、今になって、少し舐め方を学び、ちょっとは日本を味わえるようになった。
少し大人になったのだろうか。
人はこれを「生きる。」という。
そんなこんなでだいぶん長いこと私は学校という場所で「教育」を受けてきた。
日本の「教育」だ。
皆さんは、世の中で一番恐ろしい力は何かご存じだろうか。
核兵器?
いいえ。
ウイルス?
いいえ。
宗教?
おしい。
答えは、「教育」だ。
私は考えた。
そして、歯がゆい思いをした。
日本がなぜアメリカに勝てないのか。
中国に抜かされたのか。
17歳の私は考える。
「縦社会」
「タテシャカイ」
「たてしゃかい」
※17歳の私の目に映った「タテシャカイ」について言葉で表現してみた。
※これはフィクションであり、ノンフィクションである。
日本という人がアジアの極東に座っている。
その左側に川が流れてる。
そしてその向こうに、
日本を追い抜いた人と、日本と同じ「タテシャカイ」というリュックサックを背負ってる人がいる。
日本を追い抜いた人は、複雑な表情をしている。
ニキビがすごい。
毎日成長痛が来るらしい。
「タテシャカイ」というリュックサックを背負ってる人は、
荷物が重すぎて、骨が砕けそうだと言っている。
日本という人は、高額の骨を治す薬をあげた。
その人は、礼を言わなかった。
黙って受け取った。
そして、ポツリポツリと話し始めた。
どうやら、その人には双子がいるらしい。
喧嘩をしてしまい、それっきり口をきいてないらしい。
そして日本という人のもっと右側でみていた裕福そうな人が、
もっと荷物を楽に運べる最先端のバックを渡した。
しかし、その人は、今回も礼を言わずに黙って受け取った。
かつて日本という人はその裕福そうな人と喧嘩をしたことがある。
はじめに手を出したのは、日本という人の方だった。
結果、日本という人は喧嘩に負けた。
大やけどをした。
それっきり、日本という人はライターで火をつけていたタバコをやめた。
殴り合いにめっぽう弱いと気づいた日本という人は、急に勉強し始めた。
無我夢中で。
結果、日本という人は、裕福そうな人には勝てなかったものの、恐ろしい好成績をたたき出した。
そんな彼らは、今とても仲良しだ。
多少の上下関係は残るものの、一緒に宇宙に出かける仲になった。
今日はこの辺で終わりにしようと思う。
あまり書きすぎると、暗いトンネルから出口がなくなるから。
※これは、あくまで17歳の私の目に映った世界をそのまま文字化したものである。